太陽光発電の価格は、発電容量あたりで計算するのが一般的です。現在は発電容量1kwあたり約30〜40万円が相場。家庭用システムはだいたい3kw〜5kwが標準的なので、トータルで90万〜200万円くらいの費用がかかってきます。
車を1台買うくらいの出費にはなりますが、そうした消費財との一番の違いは設置後にお金を生んでくれるということではないでしょうか。だいたい8〜9年くらいで元がとれて、その後は毎年10〜30万円くらいの利益が出続ける、というのが相場になってきています。
設置を検討されている方、また特に訪問販売を受けた方は、1kwあたり30〜40万円という数字を覚えておいてください。ときどき法外な値段をふっかけてくる業者もありますし、そういう業者はまず工事品質なども良くないことが多いですし、トラブルのもとです。もし5kWで250万などの見積もりが出てきたら、その業者はまず疑ってかかってよいと思います。
太陽光発電の見積もりをもらうと、だいたい以下のような項目が含まれています。
ご覧いただくとおわかりのように、システム本体以外にも工事関連の項目がずらりと並びます。これらはリフォームなどと同じで、販売業者により大きく金額が異なります。私もまったく同じメーカーの同じ出力のシステムにも関わらず、見積もりが総額で100万円以上違ったという経験があります。
太陽光発電の販売業者は、ほとんどが地域の小さな電気工事店、屋根工事店などで、インターネット上にもなかなかクチコミ・評判が載っていません。それではと、対面で詳しい話を聞くと、その後しつこく営業されて困ったという声も聞きます。家電量販店や楽天ソーラーなどの大手は比較的安心ですが、パネル(メーカー)を選べないので、自宅に適さないシステムを載せてしまうリスクがあります。やはり必ず複数業者で比較をして、大手も選択肢の1つとして検討したほうが、長い目で見たときよい買い物ができると私は思います。
太陽光発電を賢く設置するために今一番オススメなのは、仲介サイトを上手に使うことです。「複数の業者から同時に見積もりを受ける(比較見積)」、「サイトからの依頼だけで概算見積もりを入手できる(無訪問)」ということが可能で、何より仲介サイトが間に入っているため、業者からのしつこい営業がないのが最大の魅力です。でも一見「仲介サイトの顔つきをして、実際は販売会社のWebサイトだった」ということもありますのでご注意を(笑)。
以下、本物の仲介サイトをご紹介しておきます。ちなみに私は複数のサイトを使い、10社からの見積もりを入手しましたが、しつこい営業は一切ありませんでした。