太陽光発電の技術革新

「太陽光発電はまだ発展途上だから、もっと高性能になってから(価格も安くなってから)買おうと思う」という方は結構いらっしゃると思います。我が家も同じように考えていましたが、いろいろ調べて結局購入を決めました。ここでは我が家が購入にいたった経緯を簡単にご紹介します。

太陽光発電の歴史は50年以上

まず調べてみてわかったのは、太陽光発電はもう50年以上の歴史を持つ成熟した技術なのだということでした。アメリカで太陽電池が開発されたのは1954年。その後世界で製品化の動きがあって、日本で一般用に普及を始めたのが1980年。「ソーラーシステム普及促進融資制度」という形で国がバックアップしながら、30年以上も前から普及が進められてきた製品で、近年は発電効率が年1〜2%上がるかどうかくらいまで技術が成熟してきていると知りました。

補助金と電力買取制度による調整

つぎに知ったのは、「この先、市場価格に応じて補助金や余剰電力の買取価格が年々下がっていく」ということでした。たとえば2010年度に1kWあたり7万円だった国の補助金は、2011年度は4.2万円、2012年度は3万円。売電価格も48円から42円に下がっています。このように「値段が下がった分だけ補助金も少なくなる」という構造によって、常に今買う人が損をしないように工夫して普及を進めているそうです。(ちなみに2007年に一度補助金が廃止になったこともあるそうです。補助金が出ているときがチャンスだとも思います)
 >>太陽光発電の売電と電力買取制度について

回収期間が10年未満ならGO

ここまでの情報を得て、「既存技術をくつがえすほどの大発明がない限り、今買うのも数年後に買うのも同じ」と思い、実際に数社から見積りをとってみることにしました。そして初期投資の回収期間を計算してみると、海外製の安いパネルだと6〜7年、国内メーカーのパネルでも8〜9年という結果。これなら最初の10年弱で元をとって、残り20年くらいは何らかの利益を出し続けてくれると思えたので、少なくとも普通預金で眠らせておくより絶対いいと思い、購入を決めました。

購入後の感想

ひとことで言うと大満足です(笑)。シミュレーション通りに発電量を得られていますし、発電モニターを見るのがとても楽しいからです。また、「テレビをつけると0.5kW」、「床暖房を入れると0.6kW」など、どの家電がどれくらい電気を消費するのかもリアルタイムでわかるので、かなり節電もできていると思います。災害時の備えとしての安心感もあるし、今のところいいことばかりです。多くの方がブログで書かれているようにいい商品だと思いますし、もっと日本で普及が進んでほしいとも思います。ご興味がある方はぜひ一度見積りだけでもとってみてはどうでしょうか。
 >>「設置までの流れ」と「業者選びのポイント」についてはこちら



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